株式会社エムフロ（本社：東京都渋谷区、代表：北脇陽典）は、働いている男女500人を対象に「仕事をしたくない理由」に関する意識調査を実施し、そのデータをランキング形式でまとめました。「仕事をしたくない」と感じることは誰にでもありますが、この感情が続くと仕事の効率に悪影響を及ぼすことがあります。今回の調査結果と、株式会社ビズヒッツ代表取締役の伊藤陽介氏による考察も合わせてご紹介します。
調査概要
・調査対象：仕事をしている方 ・調査期間：2024年8月29日～31日
・調査方法：インターネットによる任意回答
・有効回答数：500人（女性333人／男性167人）
・年代別割合：10代 0.8％／20代 23.0％／30代 35.8％／40代 26.4％／50代 11.6％／60代以上 2.4％
調査結果サマリー
・95.4％の人が「仕事をしたくない」と感じた経験がある
・1位の理由は「人間関係に問題がある」
・40.4％が「仕事をしたくない」と感じて実際に休んだことがある
・仕事をしたいと思える条件1位は「納得できる給料」
・モチベーション1位は「給料をもらうこと」
仕事をしたくない理由ランキング
1位: 人間関係に問題がある（89人）
意見：「苦手な職員がいる日は出勤したくない」（20代女性）、「悪口の同調圧力や自慢話に耐えるのが辛い」（50代女性）
解説： 人間関係が仕事のモチベーションに大きく影響し、仕事内容は好きでも人間関係で悩んでいる人が多いことが分かりました。
2位: 仕事内容に不満がある（83人）
意見：「自分に合っていない仕事でストレスを感じる」（30代女性）、「単調な仕事が続きやる気が出ない」（40代男性）
解説： 仕事内容が自分に合わないと感じることで仕事への意欲が低下することがあり、単調な仕事はやる気を失う原因になります。
3位: 体調不良・疲労の蓄積（80人）
意見：「体力仕事のため、週の後半は疲れて行きたくなくなる」（30代女性）、「年齢と共に体調の不調が増えた」（40代女性）
解説： 体調不良や疲労は、仕事に行きたくないという気持ちに直結します。肉体的な疲労だけでなく、精神的な疲労も影響しています。
4位: 労働時間が長い（53人）
意見：「仕事が長時間で、自分の時間が取れない」（20代女性）、「残業が続き、労働時間が長く疲れる」（30代男性）
解説：長時間労働は疲労を引き起こし、仕事に対するモチベーションの低下を招くことが多いです。
5位: やりがいを感じられない（50人）
意見：「評価されているか分からず、やりがいを感じない」（50代男性）
解説： 仕事へのやりがいが欠けていると、仕事に対するモチベーションが低くなります。適切な評価がされていないと感じることで、やる気がなくなることも多いです。
仕事をしたくないときのモチベーションランキング
1位: 給料をもらうこと（148人）
意見：「給料を貯めて趣味に使うことを考えると頑張れる」（20代男性）
解説：多くの人にとって、給料は仕事を続けるための大きなモチベーションとなっており、特に趣味や生活のためにお金を必要とする人が多いことが分かります。
2位: 休日・仕事後の楽しみ（108人）
意見：「退勤後に家族と楽しむことを考えて頑張る」（40代女性）
解説：「仕事以外の楽しみをモチベーションにする人が多く、仕事後や休日に向けた予定を心の支えにしていることが分かりました。
3位: 家族・恋人の存在（77人）
意見：「恋人からの励ましで頑張れる」（20代女性）
解説： 家族や恋人の存在が、仕事に対するモチベーションを保つ大きな要因になっています。家族のために働く意識が強い人もいます。
まとめ
「仕事をしたくない」と感じる理由は、人間関係や体調、仕事内容などさまざまで、給料への不満が少ない場合でも、その他の要素が原因で仕事への意欲を失っている人が多いことが分かりました。仕事に対する満足度を高めるためには、自分にとって何が最も大切かを見極め、それに合った働き方を検討することが重要です。
監修者について
伊藤陽介
株式会社ビズヒッツ（ https://bizhits.co.jp/ ）代表取締役
仕事をしたくない理由には多くのバリエーションがあるため、それぞれに合った対策が必要です。また、調査結果から「給料」に対する期待が大きいことも見受けられます。給料以外の不満も適切な対策を講じることで、仕事のモチベーションが向上する可能性があります。
データの引用・転載について
調査詳細ページ：https://jirei-seisaku.com/30
