～入眠時間を約7分短縮する効果を検証～
株式会社ブレインスリープ（本社：東京都千代田区、代表取締役：廣田 敦、以下「ブレインスリープ」）は、日本出版販売株式会社（以下「日販」）、東日本電信電話株式会社および株式会社NTT DXパートナー（以下「NTT東日本グループ」）、日本テレビホールディングス株式会社（以下「日本テレビHD」）と共同で、子どもの寝かしつけが睡眠に与える効果を検証しました。その結果を基に、音声コンテンツサービス「おやすみ書店 みみみん」（以下「みみみん」）を2024年12月1日より提供開始します。
■ 背景
日本の子どもの睡眠時間はOECD諸国の中でも短い傾向があり、睡眠環境の改善が急務となっています。ブレインスリープは、科学的知見に基づく睡眠ソリューションの提供を目指しており、子どもの寝かしつけにおける保護者の負担軽減にも注力。今回、寝かしつけに特化した音声だけの絵本サービス「みみみん」を開発しました。
■ 検証概要と結果
「みみみん」が子どもの睡眠に及ぼす影響を科学的に検証するため、以下の方法で試験を行いました。
【検証概要】
- 対象：健康な2～6歳の子ども21名（うち10名は読み聞かせ習慣あり）
- 方法：
同一作品（北原白秋訳「まざあ・ぐうす」）を使用し、「みみみん」音源と一般的な読み聞かせ音源をそれぞれ3日間ずつ聴かせるクロスオーバー試験を実施。 - 評価指標：
- 活動量計による客観的測定
- 保護者によるOSA睡眠調査票（MA版）での主観的評価
【結果】
- 読み聞かせ習慣のある子どもにおいて、「みみみん」を聴くことで入眠時間が平均約7分短縮されました。
- 予備試験では、「みみみん」音源がリラックス状態を示すα波の増加を促すことも確認されています。
■ 「おやすみ書店 みみみん」の特徴
- 睡眠誘導に特化した朗読法
専門家が監修し、声の要素（強弱・抑揚・高低・間・音色）を分析して最適化した朗読パターンを採用。日本テレビ元アナウンサーで絵本専門士の杉上佐智枝氏がプロジェクトに参画しています。 - 親子のための厳選コンテンツ
初回配信では、親子で楽しめる4つの名作を提供：
- 冒険テーマ：「手袋を買いに」（新美南吉）、「岡の家」（鈴木三重吉）
- ぬくもりテーマ：「夜」（竹久夢二）、「海の話」（山村慕鳥）
コンテンツは毎週2本ずつ追加予定。
- 配信プラットフォーム
音声コンテンツは「audiobook.jp」上で提供され、株式会社オトバンクの制作支援を受けています。
■ 検証パートナー
- 日本出版販売株式会社
書籍・雑誌流通を担う日本最大の出版取次会社。近年では文具・雑貨事業も展開。
公式サイト
- NTT東日本グループ
睡眠データを活用したビジネス支援事業を展開し、企業や自治体の健康増進をサポート。
公式サイト
- 日本テレビホールディングス株式会社
社会課題解決を目指す「日テレ共創ラボ」を運営。
公式サイト
■ 株式会社ブレインスリープ
- 設立：2019年
- 所在地：東京都千代田区
- 代表取締役：廣田 敦
- 事業内容：睡眠医学に基づいた製品開発、コンサルティング、睡眠研究
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