ローヤルゼリーが肥満と睡眠の質低下を改善 山田養蜂場と東海大学の共同研究

研究結果概要図 リリース
研究結果概要図

株式会社山田養蜂場(本社:岡山県苫田郡鏡野町、代表取締役:山田英生)は、山田養蜂場 健康科学研究所と東海大学 生物学部生物学科 寺尾晶教授との共同研究において、ローヤルゼリー(RJ)が高脂肪食による肥満と睡眠の質の低下を改善する効果を確認したことを発表しました。本研究成果は、予防医学の観点から現代の食生活による健康リスク対策として期待されています。

高脂肪食と睡眠の質低下にローヤルゼリーが有効

高脂肪食による肥満の改善

現代の食生活は、和食から洋食へのシフトや外食・加工食品の増加により高脂肪食の摂取が増加傾向にあります。肥満や循環器疾患のリスクが高まるだけでなく、睡眠の断片化などによる睡眠の質低下が新たな健康課題となっています。今回の研究では、ローヤルゼリーが褐色脂肪組織の熱産生を促進し、白色脂肪組織の増加を抑制することで肥満を改善する可能性が示されました。さらに、ノンレム睡眠とレム睡眠の持続時間が改善され、睡眠の断片化が抑制されることが確認されました。

試験概要と結果

高脂肪食による睡眠の質低下の改善

本研究では、食餌性肥満モデルを用いて4群(通常食、通常食+RJ、高脂肪食、高脂肪食+RJ)を比較。20週間の試験期間を通じて、体重、体脂肪、睡眠の持続時間や断片化を評価しました。その結果、高脂肪食+RJ群では、体重増加や白色脂肪組織の増加が抑制され、褐色脂肪組織におけるUcp1遺伝子発現が高まりました。また、睡眠の質においても、高脂肪食による睡眠の断片化がローヤルゼリーの摂取により改善されました。

今後の展望

山田養蜂場 健康科学研究所

山田養蜂場は、今回の成果を基にローヤルゼリーをはじめとするミツバチ産品の有用性研究や新素材開発を進め、予防医学の推進と健康寿命の延伸に貢献してまいります。引き続き「アピセラピー」の追究を通じて社会課題の解決に取り組んでまいります。

論文情報

論文名:Royal jelly reduced non-rapid eye movement sleep fragmentation and restored sleep stability in diet-induced obese mice
掲載誌:Experimental Animals. 2025; 74(2): 300-309
発表日:2025年4月

【関連リンク】
山田養蜂場公式サイト:https://www.3838.com/

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