10代〜20代の睡眠リズムに乱れ『nishikawa 睡眠白書 2025』公開

睡眠ソリューションを提供する西川株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役社長:菅野 達志、以下nishikawa)は、2025年9月3日「秋の睡眠の日」に合わせ、1万人の睡眠実態を調査した『nishikawa 睡眠白書 2025』を公開しました。本調査は「日本睡眠科学研究所」監修のもと、小学生から高齢者までの幅広い世代を対象に、地域・勤務形態別など多角的な分析を実施。特に10代〜20代における「ソーシャルジェットラグ(社会的時差ボケ)」の深刻化が明らかとなりました。
若年層の体内時計に乱れ、「ソーシャルジェットラグ」が深刻化

調査結果によると、若年層(10〜20代)の平日と休日の睡眠時間のズレが大きく、「ソーシャルジェットラグ」が顕著に。特に高校生では約2時間の差が生じており、体内リズムの乱れによる心身への影響が懸念されます。
小中高生の8割以上が平日に睡眠不足、睡眠ガイドと大きな乖離

厚生労働省が定める「健康づくりの睡眠ガイド2023」で推奨される適切な睡眠時間に対し、小学生から高校生の8割以上が平日には不足していることが判明。休日も含めると多くの子どもたちが慢性的な睡眠不足状態にある実態が浮き彫りとなりました。
都道府県別で睡眠時間に差、トップは岩手県
都道府県別に見ると、平日の平均睡眠時間が最も長いのは岩手県(7時間40分)、最短は福井県(6時間35分)。休日では熊本県が8時間11分と最長で、高知県が7時間9分と最短という結果になりました。


快眠アイテムの効果、枕とドリンクが上位に
睡眠の質を高めたアイテムとして最も支持されたのは「枕」。次いで「機能性ドリンク」が上位にランクイン。今後取り入れたいアイテムとしては「オーダーメイド枕」が1位、「リカバリーパジャマ」も注目を集めています。


ビジネスパーソンの睡眠にも課題、勤務形態が影響か

勤務形態別では「フレックスタイム制」の利用者の睡眠満足度が最も低く、最大2時間のソーシャルジェットラグが見られました。睡眠不足による仕事のミスとしては「やるべきことを忘れる」「入力ミス」「居眠り」などが上位に挙げられています。
会社概要
■会社名:西川株式会社
■概要:快適な睡眠環境を提供する寝具・睡眠ソリューションの総合メーカー。「日本睡眠科学研究所」の監修のもと、睡眠に関する研究・調査も積極的に行っています。
■URL:https://www.nishikawa1566.com/
『nishikawa 睡眠白書 2025』は、現代人が抱える睡眠課題を多角的に捉え、特に子どもや若年層の睡眠問題に警鐘を鳴らす内容となっています。睡眠負債や生活リズムの乱れは、個人の健康だけでなく社会全体の生産性にも影響を与える深刻な課題です。nishikawaは今後も、科学的根拠に基づいた睡眠改善のための取り組みを継続していきます。