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ぐっすり眠った翌朝、「なんだか喉がカラカラ」「体がだるい」と感じたことはありませんか?
それ、もしかすると寝ている間の“脱水”が原因かもしれません。
実は、私たちは睡眠中にもかなりの量の汗をかいているのです。この記事では、寝汗と脱水の関係、正しい水分補給の方法、万が一の応急処置までをわかりやすく解説します。
寝ている間にかく汗の量
人は眠っている間にも約コップ1杯(200~500ml)もの汗をかくと言われています。
気温や湿度、体調によって差はあるものの、夏場やエアコンを使わない環境ではさらに多くなることも。
この汗は、体温を調節するために自然にかくもので、特に深い睡眠中に多く分泌されます。
問題は、この汗によって体内の水分と電解質が失われてしまうこと。朝起きたときに「疲れが取れていない」と感じる場合、実は脱水気味になっている可能性があるのです。
寝る前は水分を摂った方がいい?
「寝る前に水を飲むと夜中にトイレに行きたくなるから…」と避けていませんか?
確かに飲みすぎは睡眠の質を下げてしまいますが、適度な水分補給は脱水予防に効果的です。
おすすめは、以下のような飲み方:
- コップ半分〜1杯(100~150ml程度)の常温の水を飲む
- 冷たい水よりも体に負担の少ないぬるめの白湯がおすすめ
- カフェインやアルコールは避ける(利尿作用があるため)
就寝前にほんの少し、体に優しい水分を補給することで、睡眠中の水分ロスを穏やかにカバーできます。
適切な水分補給
脱水対策には、「量」だけでなく「質」も大切です。
以下のポイントを意識しましょう。
- 朝起きたらすぐにコップ1杯の水でリセット
- 水だけでなく塩分やミネラルも意識(経口補水液やみそ汁など)
- 汗をかきやすい日は、日中からこまめに水分補給を心がける
- 食事からの水分も大切(野菜・果物・スープなど)
とくに高齢者や子どもは脱水症状に気づきにくい傾向があるため、周囲が注意してあげることも重要です。
脱水になってしまった時の応急処置
万が一、脱水症状が出てしまった場合には以下のように対応しましょう。
- 速やかに経口補水液(OS-1など)を摂取する
- 冷房の効いた場所や日陰などで体温を下げる
- 体調が悪化するようなら医療機関を受診する
軽度の脱水なら水分補給で回復しますが、めまい・頭痛・倦怠感・吐き気などの症状がある場合は注意が必要です。特に夏場は熱中症と重なることもあるため、油断せず早めの対応を。
まとめ
寝ている間にも、私たちは想像以上に汗をかいています。
その汗が原因で、知らず知らずのうちに体は軽い脱水状態に。
快眠を手に入れるためには、寝る前後の水分補給と、日々の意識的な水分管理が大切です。
朝のだるさや寝起きの不調が気になる方は、まず「寝る前の一杯」から始めてみてはいかがでしょうか?