「寝正月ってなんとなくダメな感じがする…」そんなふうに思っていませんか?
でも実は、1年の疲れをリセットするには“何もしない日”こそが最高の休息になることもあるのです。ここでは、寝正月が心と体に与えるプラスの効果と、より質の高い休息にするためのヒントをご紹介します。
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自律神経を整えるには“何もしない日”が必要
現代人は年末ギリギリまで仕事や家事に追われがち。そんな生活の中で、自律神経は常にオンモード。寝正月のように「外出もしない」「予定もない」という日は、副交感神経が優位になり、心身のバランスが整いやすくなります。
“寝だめ”はNGでも、“回復睡眠”には意味がある
「寝だめは意味がない」とよく言われますが、それは“睡眠の貯金”の話。年末に寝不足が続いていた人が、寝正月でしっかり休むのは“回復睡眠”として非常に効果的。普段より1〜2時間多めに眠るだけで、体調がぐっと整う人も多いです。
「だらだら」が脳を休ませてくれる
なにもしない時間や、ぼーっとテレビを見ている時間は、一見ムダに見えて実は「デフォルトモード・ネットワーク」と呼ばれる脳のリラックス状態を活性化させるといわれています。ひらめきや創造性にもつながる大切な時間です。
“罪悪感のない寝正月”にするコツ
せっかく休むなら、心から「休んでいい」と思える時間にしましょう。
・やることを手放して「今日は休む日」と決める
・部屋着で過ごして“休むモード”を演出
・睡眠を妨げないようスマホの使用はほどほどに
・昼寝はOK!でも夕方以降は控えめに
休んだあとは自然に動きたくなる
面白いことに、しっかり寝正月を満喫した人ほど、休み明けに「そろそろ動こうかな」という気持ちが湧いてくるもの。人の体と心は、きちんと休ませれば、自ら立ち上がる力を持っています。
まとめ
寝正月は、怠けではなく「心と体を整えるための時間」。自分をいたわるために、静かに過ごすお正月もとても価値のある選択です。新年のスタートは、しっかり休んで整える“ご褒美時間”にしてみてはいかがでしょうか。
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