NTTデータと提携　アレア品川ビルに2024年7月に「ナインアワーズ」カプセルホテルがオープン

株式会社ナインアワーズ（東京都千代田区、代表取締役CEO：松井隆浩）は、2024年7月に株式会社NTTデータ（東京都江東区、代表取締役社長：佐々木裕）の主導で、アレア品川ビル（東京都港区港南1丁目9番36号、JR品川駅港南口直結）の1階において、ナインアワーズブランドとして13店舗目となるカプセルホテルを開業します。

「ナインアワーズ」の全てのカプセルユニットには、睡眠解析サービス「9h sleep fitscan」が組み込まれ、脳波センサーやNTT物性科学基礎研究所が開発中の深部体温センサーなどの最先端センサーテクノロジーも導入されます。

利用者の同意を得ながら、Fitbitによるスマートウォッチによる日常の睡眠モニタリングやGoogle Cloudを活用したビッグデータ解析と連携し、各種データの統合解析を実現します。NTTデータと協力して、このホテルは利用者に合わせた睡眠改善プログラムを提案するプラットフォームを目指します。

日本全体で睡眠への関心が高まるなか、ナインアワーズは「睡眠」に焦点を当てたサービスを通じて、生活者のウェルビーイング向上に貢献しています。新規開業の「ナインアワーズ」では、全てのカプセルユニットにナインアワーズの睡眠解析サービス「9h sleep fitscan（9hスリープ・フィットスキャン）」を導入し、以下の取り組みを展開します。

1. NTTデータはFood&Wellnessプラットフォームを構築しています。このプラットフォームでは、NTTデータ社員1,200名の匿名化された健康診断データ、ゲノムデータ、バイタルデータが活用されます。詳細はこちら。
2. FitbitとGoogle Cloudは、日常の睡眠モニタリングおよびビッグデータ解析に協力しています。Fitbit端末から収集される対象者のバイタルデータは、Google Cloudを通じてその他のデータと結合され、ビッグデータ分析が行われます。Google Cloudについての情報はこちら。
3. NTT物性科学基礎研究所は、ウェラブル深部体温センサー技術を導入予定です。このセンサー技術は、医療現場で重要なバイタルサインである深部体温を、被験者の動きにセンサーを貼るだけで測定するものです。詳細はこちら。

これらのデータを活用し、ホテルで収集される睡眠データを含む多岐にわたるウェルネスデータを一元的に解析し、NTTデータと協力して「Food & Wellnessプラットフォーム」を実現することを目指します。ナインアワーズは今後も、カプセルホテルおよび睡眠解析事業を通じて、睡眠と健康の関連性に焦点を当て、新たな価値を生み出すために努力します。

ナインアワーズは、2021年12月以来、「9h sleep fitscan（9hスリープ・フィットスキャン）」と呼ばれる睡眠の質を測定するサービスを提供しています。このサービスでは、宿泊者の睡眠データを赤外線カメラ、集音マイク、体動センサーで収集し、独自のソフトウェアで解析します。後日、お客様には心拍数やいびき、無呼吸になった回数・時間などのデータが睡眠レポートの形式で提供されます。360度体を包み込むカプセルユニットの形状が高機能なセンシングを可能にし、装着する器具なしで気軽に睡眠の状態が把握できるサービスとして、多くのお客様にご利用いただいています。

このプロジェクトは、「Fitbit、Google Cloud、ナインアワーズの睡眠解析センサーを活用した健康増進サービス実現に向けたPoC」の延長線に位置しています。具体的な取り組みについての詳細は、こちらからご参照いただけます。