北海道を拠点とするスタートアップ企業であるAmbi株式会社（本社：北海道札幌市）は、北海道日本ハムファイターズ株式会社（本社：北海道北広島市）と協力し、北海道大学大学院教育学研究院および北海道大学病院（本社：北海道札幌市）との間で、2022年6月からファイターズ所属選手の睡眠活動改善に関する共同研究を開始しました。ŌURA Ringを利用し、選手の睡眠改善によるパフォーマンス向上を目指します。
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ŌURA Ringでパフォーマンス改善
2022年から、Ambiは北海道大学大学院教育学研究院の山仲勇二郎准教授の研究室と、北海道大学病院の横田卓特任講師と共同で、北海道日本ハムファイターズ所属選手の睡眠活動改善に関する共同研究を推進しています。この研究では、野球選手の日常の睡眠活動に焦点を当て、ŌURA Ringという指輪型スマートウェアラブルデバイスを使用して睡眠状態を可視化し、選手のパフォーマンス向上につながる研究に取り組んでいます。
Oura はフィンランド発のスタートアップ企業で、「Oura Ring」という指輪型スマートウェアラブルデバイスを提供している会社です。
どのように睡眠改善をするのか
Ambiは、ファイターズ所属選手にŌURA Ringを提供し、選手の睡眠量や質、日常のアクティビティに関するデータを収集します。このデータを山仲准教授の研究室で分析し、選手個人への睡眠活動の改善策や、チーム全体に対する睡眠サポートの改善アクションを提案します。
すでに海外では今回と同じような取り組みを行っている企業もあり、今後日本でもスマートデバイスによる睡眠管理は広がっていくと予想されます。日本の企業でも取り入れていく流れはありつつも、まだ睡眠を会社が管理することへの理解は広まっていないのが現状です。近い将来、人手不足の深刻化など、人材確保や企業イメージ向上のためにも企業も従業員の睡眠改善に取り組む姿勢を考えていく必要があるのかもしれません。
各社からのコメント
北海道日本ハムファイターズ株式会社
日本ハムファイターズからのコメントによると、「プロ野球の長いシーズンを戦う上で、選手の疲労回復や身体作りには睡眠が重要な役割を果たします。日本ハムファイターズでは、その重要性に再度注目し、外部の専門家の協力を得ながら、選手のコンディショニング向上に積極的に取り組んでいます。」とのことです。
北海道大学大学院教育学研究院および北海道大学病院
北海道大学大学院教育学研究院の山仲勇二郎准教授からのコメントによると、「質の高い睡眠は、心身の健康を維持するために欠かせない生活習慣で、睡眠不足が継続すると、スポーツパフォーマンスの低下やケガのリスクの増加が指摘されています。適切な生活リズムと睡眠環境の整備だけでなく、体内時計の調整も重要です。プロ野球選手は、さまざまな試合開始時刻や長距離移動を繰り返しながらシーズン中に多くの試合をこなす必要があり、プロ野球の試合スケジュールでは、質の高い睡眠をとることが難しい状況にあると推測されます。この共同研究は、プロ野球選手の睡眠、体内リズム、パフォーマンスの関係を明らかにし、睡眠と体内時計の専門家と共に、選手のコンディショニング調整をサポートすることを目指しています。」
株式会社Ambi
代表取締役 金原氏は、今回のプロジェクトを「私たちのビジョンは、睡眠と運動の価値に注目し、人々がより良い人生の質を享受できるようにすることです。日本ハムファイターズの選手たちの睡眠改善に貢献することを通じて、北海道をはじめとするファンの皆様にも、毎日の睡眠の重要性に気づいていただくきっかけになればと考えています。」と語っています。
株式会社Ambi
株式会社 Ambi は、北海道発のスタートアップです。人びとの健康やウェルビーイング（Well-being）の達成を誰もがもっと身近に、まずはたのしく体験できるように、ファンビーイング（Fun-being）の実現をテーマに睡眠やスポーツを中心にした事業を展開しています。
会社名 : 株式会社 Ambi
住所 : 北海道札幌市中央区大通西 1-14-2 桂和大通ビル 50 9F
設立 : 2022 年 4月
ウェブサイト : https://ambi.jp
