着用による睡眠改善の可能性が明らかに
株式会社MTGは、独自開発の血行促進繊維「VITALTECH®」を使用したスリープウェアが、睡眠の質に与える影響を検証し、日本睡眠環境学会 第34回学術大会にてその成果を発表しました。
この研究では、22名の男女を対象にVITALTECH®とプラセボ繊維をそれぞれ1週間ずつ着用し、睡眠計測と主観的評価の両面から比較。結果として、VITALTECH® 着用時には「睡眠時間」「ノンレム睡眠時間」の増加傾向や「熟睡感の向上」が確認されました。また、疲労感の軽減や、腰・首肩のこりの改善といった傾向も見られました。
・睡眠計測
脳波による睡眠計測を実施した結果、プラセボ品と⽐較してVITALTECH®を着⽤することで、睡眠時間※およびノンレム睡眠時間が増加する傾向がありました。
※中途覚醒時間を除いた本当に眠っている時間

・睡眠⽇誌
睡眠⽇誌にて睡眠感を取得した結果、プラセボ品と⽐較してVITALTECH®を着⽤することで、熟睡感の向上が⽰唆されました。

日本睡眠環境学会とは
日本睡眠環境学会は、睡眠環境に関する科学的研究や教育、実践、応用の発展を目的とする学術団体です。研究者同士の交流を促進し、研究発表会などのイベントを通じて、睡眠環境学の学術的な充実と社会への応用に寄与することを目指しています。
2025年に開催された「第34回日本睡眠環境学会 学術大会」では、
「睡眠環境学のこれまでとこれからを繋ぐ」
をテーマに、これまでの研究成果を振り返りつつ、今後の展望や課題について活発な議論が交わされました。
学会HP:https://www.sse-japan.com/
学術⼤会 HP: https://sites.google.com/view/jsse34th/
VITALTECH®がもたらす血行促進とリカバリー効果
VITALTECH®は、8種類の天然鉱石を微細に粉砕し、繊維に配合したMTG独自の技術。極薄(約1mm以下)の生地ながら、着用することで血行を促進し、身体の回復をサポートするよう設計されています。
これまでにも血行促進効果を持つ家庭用衣類は存在しましたが、睡眠そのものへの具体的な効果検証は少なく、今回の発表は科学的な裏付けをもってスリープウェアの新たな可能性を示すものとなっています。
睡眠課題へのアプローチとして注目
日本では、睡眠時間の短さや休養の不足が社会問題化しつつあります。こうした背景から、睡眠環境の整備だけでなく、スリープウェアの機能性にも注目が集まっています。
VITALTECH®を活用した本研究は、衣類を通じて睡眠を支援する新しいアプローチとして意義があり、今後はさらに大規模な臨床試験や商品開発への応用が期待されています。