徐々にあたたかくなり、花粉症の季節となりました。花粉症の症状は、くしゃみ、鼻水、目のかゆみ、喉のかゆみ、肌荒れなどがあり、睡眠にも影響があります。本記事では、花粉症と睡眠の関係性と、花粉症で眠れない時の対処法を紹介していきます。
花粉症とは
花粉症はアレルギー症状のひとつでで、春から初夏にかけて花粉が飛散する時期に発症します。花粉に対するアレルギー反応により、くしゃみや鼻水、鼻づまり、目のかゆみ、肌荒れなどを引き起こします。
スギ花粉症は、2月下旬から3月にかけて、鼻水や鼻づまり、目のかゆみが現れます。ヒノキ花粉症は、3月から5月にかけて、喉のかゆみや喉の痛みが現れることが多いのが特徴です。また、喘息やアトピー性皮膚炎を併発する場合もあります。
花粉症の原因と予防
花粉症になる原因は、免疫系の異常によって花粉を異物として認識してしまい、炎症反応を起こしてしまうことです。花粉症の治療法には、薬物療法やアレルゲン免疫療法があります。また、マスクの着用や花粉の飛散量が多い日には外出を控えるなどで予防・対策することが重要です。
花粉症が睡眠障害を引き起こす!?
花粉症の症状である、くしゃみ、鼻水、鼻づまり、目のかゆみ、肌荒れなどによって、睡眠の質が低下する可能性があります。具体的には、以下のような影響が考えられます。
鼻づまりによる睡眠障害
花粉症の症状である鼻づまりは、寝苦しさを引き起こすことがあります。鼻づまりによって、口呼吸となり、口や喉が乾燥して喉の痛みや口臭が発生することもあります。
目のかゆみによる睡眠障害
花粉症の症状である目のかゆみは、就寝前の夜に悪化することがあります。目がかゆいと、ついこすってしまいますが、目に負担をかけて炎症を引き起こすことがあります。また、症状がひどく夜中に目が覚めることがあります。
睡眠中の呼吸障害
花粉症の症状である鼻づまりは、睡眠の途中で呼吸障害を引き起こすことがあります。鼻づまりがひどくなると、睡眠時無呼吸症候群(SAS)のリスクが高まるということもわかってきています。
花粉症で睡眠障害が起きないように対策をしよう
紹介したように、花粉症は睡眠の質を低下させる可能性があるため、症状がひどい場合は早めに対策を取ることが重要です。適切に治療や対策を行い症状を軽減することで、睡眠障害を引き起こさないようにしましょう。対策れいを紹介します。
寝室の空気を清潔に保つ
花粉症の季節になったら窓を閉めて、エアコンを使い室内を清潔に保ちましょう。また、エアコンのフィルターはこまめに掃除することが重要です。気清浄機を活用したり、床掃除などもこまめに行うこともおすすめです。
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睡眠の環境を整える
寝る前には、寝室を適度な湿度に保つことが重要です。そのために、加湿器を活用したり、洗濯物を部屋干しするなどして乾燥を防ぎましょう。また、寝室は暗く静かにすることで、質の高い睡眠を促進することができます。
薬を飲む
花粉症の症状を軽減させるためには、市販の薬を飲むことも有効です。抗ヒスタミン剤や点鼻薬、吸入薬などが販売されています。ただし、医師の指示に従って使用するようにしましょう。
外出時には注意を
花粉の飛散量が多い時期には、外出を控えるようにしましょう。また、マスクを着用することで花粉の侵入を防ぐことができます。花粉は、気温が暖かい日に飛散量が増える傾向にあります。お花見シーズンでお出かけをしたくなる季節でもあるので、対策を万全にして春を楽しみましょう。
このような対策をとることで、睡眠への影響を軽減することができます。ただし、症状がひどい場合は医師の診断を受けましょう。
まとめ
春になりあたたかくなると、花粉の飛散量が増え多くの方が花粉症に見舞われます。花粉症は睡眠にも影響を与え、睡眠不足は日中の仕事の生産性にも響いてしまいます。とても辛い時期になる方も多いかと思いますが、適切な対策をして、花粉症の時期にも質の高い睡眠を取れるようにしましょう。