不眠症で休職する人の心理と対処法

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不眠症で休職する人の心理と対処法

不眠症は、睡眠障害の一つであり、十分な睡眠をとることができず、日常生活に深刻な影響を与える病気です。不眠症による症状には、寝付きが悪い、途中で目が覚める、眠りが浅い、朝早く目が覚めるなどがあります。これらの症状が続くと、仕事や学業、家庭生活などに支障をきたし、休職する人もいるといわれています。

原因は?どのくらいの人が休職や退職をする?

不眠症で休職する人の割合は、様々な要因によって異なりますが、一般的には数パーセントから10%程度と言われています。不眠症による休職の理由は、精神的ストレス、体調不良、勤務時間の変更、家庭の問題など様々です。また、不眠症は他の精神疾患とも関連があるため、うつ病や不安障害などと併発している場合には、休職の必要性が高くなることがあります。

昨年、2021年労働安全衛生調査の結果が、厚生労働省より発表されました。調査は2021年10月末現在に実施され、事業所調査は7,831所、個人調査は労働者7,426人から回答を得ました。調査結果によると、過去1年間にメンタルヘルス不調により、連続1カ月以上休業または退職した労働者がいた事業所の割合は10.1%であり、前年比0.9ポイントの増加となりました。(※1)

※1 引用元:厚生労働省の2021年「労働安全衛生調査(実態調査)」

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まずは専門家に相談を

不眠症に苦しんでいる場合は、まずは専門家の診断や治療を受けることが大切です。不眠症の治療には、睡眠薬や認知行動療法、マインドフルネスなどの心理療法、運動療法、食事療法などがあります。治療法は症状の程度や原因によって異なるため、自己判断で治療を進めることは避けるべきです。

また専門家といえど、相手は人間です。私の経験談として、相性もあるため主治医の先生と話しやすいかなどコミュニケーションの取りやすさなども視野に入れておくとよいかもしれません。

あなたにも忍び寄る不眠症、予防策は?

心のケア

不眠症はだれでも起こりえる症状です。併発する病気も多くあるため、自身だけの問題ではありません。今からでも予防策を行うことでリスクを減らしていきましょう。

・十分な睡眠時間を確保する

・睡眠の質を向上させるために、就寝前にリラックスする時間を設ける

・規則正しい生活習慣を心がける

・ストレスを減らすために、適度な運動や趣味を楽しむ

・食事に気を遣い、健康的な食生活を心がける

もし不眠症から休職になってしまったら

不眠症による休職をする場合は、適切な治療を受けながら、上記のような生活習慣の改善を心がけることが重要です。また、職場でのストレスを減らすために、コミュニケーションの改善や業務の見直し、職場環境の改善などが必要になる場合もあります。

休職を余儀なくされた場合には、自己責任で早期復職を目指すのではなく、専門家と共に適切な治療や休養を取ることが必要です。また、職場とのコミュニケーションや労働条件の調整などの支援を受けることも重要です。

不眠症による休職は、個人だけでなく、職場や社会にも悪影響を及ぼす可能性があります。そのため、不眠症に苦しむ人が早期に適切な治療を受け、労働条件の改善などの支援を受けながら、職場復帰できるように取り組むことが必要です。

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