【仕事と睡眠】ウェルビーイングの鍵となる要素~ウェルビーイングを高めよう~

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【仕事と睡眠】ウェルビーイングの鍵となる要素~ウェルビーイングを高めよう~

仕事も私生活も幸せに生きるコツ

現代人の多くは、ライフスタイルは忙しく、ストレスや不安が常につきまといます。このため、多くの人々が自分の健康と幸福に焦点を当てるようになってきています。近年よく聞く”ウェルビーイング”は、身体的、精神的、そして社会的な健康を維持することを目的とした総合的なアプローチです。今回はウェルビーングの中でも重要な要素の、睡眠と仕事にフォーカスをしています。私たちのウェルビーイングにとって非常に重要な要素であり、それらがどのように関連しているかについて考えてみましょう。

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自分にあった働き方を見つける

自分に合った睡眠をとる   

そもそもウェルビーイングとは

ウェルビーング(Well-being)は、個人が幸福で満足な生活を送るために必要な要素についての概念です。身体的、精神的、社会的、経済的な側面が含まれ、これらの要素がバランスよく取り入れられることが重要視されます。

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歴史も古い
ウェルビーイングは、現代において注目される用語でありますが、その歴史は古くから存在しています。古代ギリシャの哲学「エウダイモニア思想」において、幸福や繁栄の状態を意味する言葉として使われていました。

その後、心理学、社会学、経済学、政治学など、多様な分野でウェルビーイングに関する研究が進み、その重要性が認識されていきました。特に、近年はWHO世界保健機関がウェルビーイングを公式に定義し、企業が従業員のウェルビーイングに注目するようになったことなどが背景にあり、ウェルビーイングの概念が広く知られるようになりました。

WHOでもウェルビーイングは定義されている概念

WHO(世界保健機関)は、健康の定義を、健康とは病気や障害がないことだけでなく、身体的、精神的、そして社会的な側面が満たされた状態にあることを定義しています。すなわち、「健康」は、身体的、精神的、社会的な面でバランスが取れており、全ての側面において満足が得られる状態であるとされています。また訳に関しても統一なものはなく、多くの考え方により様々な訳され方をしています。

日本WHO協会の訳では〚健康とは、病気でないとか、弱っていないということではなく、肉体的にも、精神的にも、そして社会的にも、すべてが満たされた状態にあることをいいます。〛と定めました。

仕事においての考えの変化

ウェルビーングに密接につながる、”仕事”。私たちの生活の中で仕事は大変重要な役割を果たしています。働くことがなければ、お金も手に入らず、生活もできません。お金だけに執着をしてしまうとお金にとらわれた不安な人生を負うことになってしまうかもしれません。

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1900年代後半、つまり数十年前の働き方というのは、ある程度決まっていたきがします。一つの会社に長く従事し、仕事を優先しお金を得ることで家族を支える、それが美徳とされているような時代でした。

しかしここ約十年、二十年で、その考えは大きく変わろうとしています。それは外的要因もあれば、人々の価値観が大きく変わってことにあると思われます。

外的要因であれば、例えば、コロナにより出社ができないなどの想定を誰がしたでしょうか?今の仕事の状態から在宅ワークできるなんて思った人はいるのでしょうか?企業や人々はどんどん順応していきます。このように少し考え方を変えればできることがいろいろ見つかった数年でもあります。

また人々の価値観の変化であれば、一社に勤め続けるというより、新しい会社に転職するためのスキルアップとして従事する方も増えています。リスキリングというワードもでてきたのも、ここ数年です。起業する人も増え、自分の働く場所や時間を好きな時に私生活と調整しながら仕事をするというスタイルも目立ち始めてきている気がします。

こうなると、今まではやめるという選択肢が選びにくかった時代から、上司や周りに流されない自分らしい仕事の選び方を選択するようになってきました。退職者自体はほとんどの会社で起きることですが、その理由が、上記のような理由という今までとは違う辞め方になる人もでてきいるのでしょう。

企業側からすれば、大きな痛手です。数年育て一人前になったとしても、パワハラなどにあたり強く引き留めることもできず、自由意思を尊重する時代に変化したと感じているはずです。企業は福利厚生を高めたり、働き方改革をしたり、今まで人がやっていた作業を省人化することでカバーしたりする経営のDX化をして抜本的に見直しを迫られたりしていると感じます。

”あなたはあなた、私は私”と他人との価値観や仕事観の分離をし始めた、そんな感じがします。これは無関心などではなく、一人一人を社員としてしっかりみている証拠だと思います。完全なトップダウン経営より、会社目標のためであれば、個々人をみてその人のしたいことを活かすビジョン経営をしている企業が増えていくと私は感じています。

その証拠として、企業ブランディングのCMがここ10年以内にとても増えた印象です。パット見ると何を売りたいのか、なんのサービスか、まったくわかりません。でもこのブランディングにより幅広い方に「興味を沸かす(なんの会社?など)」そして「目的を理解する(会社の目指す未来)」、そうすることで、自社の価値観を共有できコアなファン層だけでなく、「〇〇といえばA社だよね」と印象づくわけです。また自社の従業員にもブランディングしている意図が伝わっているため、合わない人はやめ、新しい働き方をみつけるでしょう。残った人はその考えに共感できる人たちが集まり、より強力なチームワークへとつながります。

仕事におけるストレスの変化

もちろん、仕事上のストレスはつきものです。なくなることはなく、多くの場合は人間関係だと言われています。でも働き方が変わることで、ストレスにも変化はしてくると思います。今までは家族との時間は退勤後の夜遅くに、という人も、家事や料理を手伝いながら仕事をして、夫婦で子供面倒を見るようなケースも増えたのではないでしょうか。また仕事のストレスは「リモートが週1しかない」など違う側面での仕事におけるストレス要因も増えたと思います。

もちろん、働く環境が変わったと言え、過剰労働やストレスは、私たちの”幸せ”に悪影響を与えることがあります。仕事とプライベートの境界線が崩れ、逆に長時間労働になってしまうケースや、上司や会社とのストレスから家庭内などに向いてしまうストレスは、心理的不調や身体的な問題を引き起こす可能性があります。もちろん、職場のストレスは、家庭生活や社会生活にも悪影響を及ぼす可能性がありますがこれは逆もしかりの時代となってきています。

仕事におけるウェルビーイングの結論

自分にあった働き方を見つけるこれにつきると思います。一社にとどまり、人生通して幸せを感じながら仕事をできるのであれば、もうこれは十分自身のウェルビーングにつながっている証拠です。はたまた、複数社にわたりスキルを身に着け起業するのも一つ、フリーランスとして今までのスキルを活かすのも一つ、遊びを仕事をするようなものもそれらと同じだと思っています。

今の仕事している自分に満足していますか?

あと何年働いて、死ぬまでに何をしたいですか?

今の仕事や仕事スタイルで死ぬまでにしたいことを成し遂げる道筋になっていますか?

人生一度です、幸せについて仕事を通して見直すのも貴重な時間だと思います。

睡眠においての考え方の変化

睡眠はウェルビーイングにとって重要な役割を果たしています。十分な睡眠をとることで、私たちは日中の活動に必要なエネルギーを補充することができていることは周知の事実です。

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十分な睡眠は私たちの身体的、精神的健康にも重要で、不十分な睡眠は、ストレス、不安、うつ病、肥満、心臓病、認知機能の低下、そして免疫機能の低下など、多くの健康問題を引き起こす可能性があります。

これもまた1900年代後半から2000年初頭にかけ、働くことがとても重要視されていた時代では、時は金なりと、寝る間を惜しんでも仕事する人が多かった時代です。そしてだんだんと、新聞にも過労死や労働基準法違反などの見出しも出るようになりました。ようやく睡眠不足が仕事に影響を与えることが大きく取り沙汰されるようになってきた気がします。上層部も気づいてはいたと思いますが、自分もそのようにしてきたからという面と、時の流れに気づかなかったのかもしれません。

なにより人は人、自分ができることが他人が同じようにできるわけではありません、体力なんてもってのほかです。大谷選手と同じ練習、睡眠時間とれば大谷選手に慣れるわけではないですよね。なぜこれに昔は気づかなかったのか、ふと疑問に思います。

そして、ここ数年で睡眠への考えも変わってきています。

例えば、とある企業では、お昼に睡眠の時間を設けるなどをする「パワーナップ」という仮眠制度を導入しています。一昔前では、「甘えるな」「寝不足なら仕事にならないぞ、自己管理も仕事のうちだ」などと良く言われていました。(私も4社経験していますが、ほとんどの会社でいわれているをみてきました)

睡眠の研究が進むにつれ、どんどん、企業の睡眠に対する意識も変わってきました。先ほどの企業では仮眠で生産性向上ができることが実証実験でわかったりと、前向きになっているのです。従業員のパフォーマンスを改善させるのも企業の仕事の一つだと私は考えています。

以下の図をご覧ください。
厚生労働省e-ヘルスネットによると、日本人は特に睡眠時間がかなり低いことが見受けられます。

厚生労働省e-ヘルスネット:就労者の睡眠時間の国際比較より

一般成人の30〜40%が何らかの不眠症状を有しており、女性に多いことが知られています。(略)実際、日本では成人の5%が不眠のため睡眠薬を服用しています。

厚生労働省e-ヘルスネット:不眠症「不眠症は国民病

上記のように厚生労働省にも掲載されているように、10人に3,4人は不眠症状があるというのです。世の中で、なんらかの仕事している人は大多数のため、大手になればなるほど、不眠症の人の数も増えますね。こうした中、不眠が原因で弊病してしまううつ病などになってしまうと企業からするとまた一人職員を一時的に失う形になります。50~100名以下の中小企業であれば、属人化した作業などの多発により、休まれた人以外だれもわからないなど大きな打撃となる可能性もあります。

睡眠におけるウェルビーイングの結論

自分に合った睡眠をとるこれが重要です。ただ寝ることを優先しましょうという話ではもちろんありません。なにかを犠牲にしてまで寝ないということをしていないか?ということです。その犠牲のせいで自分の人生通してやりたいことへの道が閉ざされなければ、とおもいます。睡眠は人生の約1/3ですが、仕事はもっと多いかもしれません。睡眠がとれない⇒パフォーマンス悪化⇒給料減⇒やりたいことが遠のく⇒ストレス⇒不眠この繰り返しになりませんか。睡眠がしっかりとれていれば、仕事以外でも趣味や集中したいことなどにより最大限のパフォーマンスで挑めるのではと個人的に思っています。

睡眠時間削って仕事していませんか?その仕事明日ではダメなんですか?

睡眠より仕事の方が大切ですか?

仕事優先して人生通してやりたいこと、後回しにしていませんか?

最後に

仕事と睡眠についてウェルビーイングに悪影響を与えるお話が多くなってしまいましたが、この記事で伝えたいのは逆で、仕事も睡眠もやり方次第でウェルビーイングを向上させることができる!そのことを伝えたかったのですが、伝わっていればうれしいです。

まず、十分な睡眠をとることが重要です。十分な睡眠をとることで、私たちは日中の活動に必要なエネルギーを補充し、ストレスや不安を軽減することができます。毎晩7〜9時間の睡眠をとることが理想といわれています。諸説ありますが、日中眠気なくハイパフォーマンスを出せていれば何時間でもいいかと思いますが、一般的には7~9時間取れれば眠気が少ない人が多いのではないでしょうか。せめて世界の平均くらいまでには上げていきたいですね。

また、睡眠の質も重要です。最後に睡眠の質を向上させる方法をお伝えします。

・7時間~9時間の睡眠を目指す。

・寝る1時間半前には入浴を済ませる(お風呂に浸かることが大事 38℃程度に15分ほど)

・寝る3時間前には食事を済ませる

・砂糖を控える

・体内時計を保つ
 ①15分ほど朝日を浴びる
 ②起きてから1時間以内に朝食をとる
 ③よく噛む(セロトニン分泌に効果あり)※ロッテ 噛むこと研究室

・寝具を選ぶ(睡眠にはお金がかかります)

・光は真っ暗に

・音は無音で

・温度は16~26度

・湿度は50~60%

まずは睡眠を改善し、良く寝てよく働くことができる環境つくりを一緒に目指していきましょう!

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