眠りの博士に依頼!12個の睡眠改善資格で法人向け睡眠改善を支援

睡眠改善資格は12種類!施策を行う前に自社にあう有資格者を検討しよう おすすめコラム
睡眠改善資格は12種類!

睡眠資格といえば、どのような資格をイメージしますか?実は、資格は現在12種類あります。企業で睡眠改善施策を導入するうえで、どのような資格を持つ人が自社に合うのか、また、資格の違いがわからず精通分野がわからないケースもあるかと思います。本記事では、それぞれの資格と適切な利用シーンを踏まえて説明していきます。

睡眠改善に関わる資格

睡眠改善に関わる資格

睡眠改善に関わる資格は12種類あります。しかし、2023年現在では、国家資格はありません。睡眠研究に携わる機関によって民間で取得できる資格が主になります。では、個人への睡眠改善ではなく、企業で利用できるシーンを踏まえそれぞれ説明してきます。

アクティブスリープ指導士

【監修元】
アクティブスリープ指導士は、13万部を超えるベストセラーになった『あなたの人生を変える睡眠の法則』をはじめ、『すぐやる!行動力を高める科学的な方法』で有名な作業療法士の菅原洋平氏による監修になります。

【内容】
アクティブスリープ指導士は、「自身の睡眠効率を向上させ、日ごろのパフォーマンスを向上させることができる人」を指します。資格の範囲は、「対自分」であり、自身の睡眠に対する正しい知識の取得や知識の取得が主となる為、睡眠トラブルが生じてから対処するのではなく、今の自分の状態を正しく評価して改善策を見出すことで、トラブルが生じない考え方を身につける資格です。現在はベーシックコースのみですが、今後は指導士コースとして第三者に睡眠改善を伝えることができる資格も準備しています。指導士コースの資格がサービスになれば企業でもコンサルティングとしてアクティブスリープ指導士を利用できるシーンが増えそうです。

【サービス対象】
指導士コースができれば企業でも導入ができるものになりそうですが、現在サービスの範囲は対自分のため、企業が取り入れる際は従業員自身の睡眠障害予防方法として研修の一環として受講してもらうこともできます。

(参照:ウェルネスライフ推進協会 アクティブスリープ指導士

安眠インストラクター

【監修元】
安眠インストラクターは、日本インストラクター技術協会により認定される資格で、睡眠に関する知識や技術を広め、伝授する資格です。

【内容】
安眠インストラクターの主な内容は、安眠を妨げとなる、疾病・ストレスや不安などの心理的要因・騒音などの環境的要因などの知識をもち、良質な睡眠方法を学ぶことで自身の安眠を確保に加え、家族など身近な人たちや第三者への眠りのサポートをします。資格取得後は講師活動が行えるようになるため、コンサルティングなどを行い企業に支援します。

【サービス対象】
企業でのサポートもできる資格です。
企業で睡眠指導や研修を考えている場合は、前提知識として安眠インストラクターの資格を持っている人に正しい知識の勉強会を開いてもらうなどするとその後の研修や指導にも役立つ可能性が高まります。

(参照:JIA日本インストラクター技術協会 安眠インストラクター)

快眠セラピスト

【監修元】
快眠セラピストは、日本メディカル心理セラピー協会により認定を受ける資格になります。

【内容】
主にカウンセリングを通して患者と向き合い、適切な睡眠や安眠のコツをアドバイスします。また、個人の持つ性質や外部環境・心理的要素を考慮して一人ひとり異なる提案をし、しっかりと相手の話を聞き、睡眠を阻害する要素を見極め、睡眠の知識と合わせてコミュニケーションをとります。

【サービス対象】
快眠セラピストの主な職場はサロンやクリニック、その他福祉施設などですが、企業にも睡眠によるメンタルケアを求める人が集まるため、睡眠に悩んでいる従業員に対して、相談窓口や研修サポートとして企業が導入することもできます。

(参照元:日本メディカル心理セラピー協会 快眠セラピスト

寝具ソムリエ

【監修元】
寝具ソムリエは、睡眠大切な寝具の選び方に関する基礎知識があることを証明する、日本生活環境支援協会(JLESA)が主催する民間資格です。

【内容】
睡眠に必要な寝具に対しての、素材や種類や選び方、寿命やお手入れ方法といった寝具に関連する内容を全般の知識を有しています。その人にピッタリと合う快適な睡眠環境を提供するためのサポートをヒアリングやコミュニケーションを通して行います。

【サービス対象】
寝られない従業員や、睡眠が浅い従業員に対して、寝具という観点からサポートしてくれるため、睡眠研修の内容の一つとして取り入れてみるとよいでしょう。またセミナー形式や質問窓口などを加えると自分に合った寝具をプロの目線から従業員は聞くことができ、日々の睡眠改善につながります。

(参照元:日本生活環境支援協会(JLESA) 寝具ソムリエ

睡眠改善インストラクター

【監修元】
睡眠改善インストラクターは、睡眠に関する正しい環境と生活習慣をアドバイスする人材の育成を目的とし、一般社団法人日本睡眠改善協議会(JOBS)主催の睡眠資格です。

【内容】
基礎睡眠改善学、睡眠をさまざまな角度から学んでいる人材でエビデンスに基づいた知識や技術を用いて睡眠改善支援が実践でき、普及に貢献できる人材です。科学的事実に基づいた正しい睡眠に関する知識を持ち、睡眠に悩んでいる人一人ひとりに合わせて指導することできる人材のため、企業で異なる従業員の睡眠課題に根拠をもとに指導してくれます。

【サービス対象】
企業向けセミナーを開いたり、カウンセリング、中には睡眠改善インストラクターがいる睡眠改善サポート企業もあります。企業に向けコンサルティングを行いながら自社に合わせた睡眠改善施策を提供してくれます。

(提供元:一般社団法人日本睡眠改善協議会(JOBS) 睡眠改善インストラクター

睡眠環境・寝具指導士

【監修元】
睡眠環境・寝具指導士は、快適な睡眠環境を作る為、睡眠および寝室環境と寝具寝装品の正しい知識を持ち第三者へアドバイスできる、一般社団法人日本寝具寝装品協会(JBA)が主催する睡眠資格です。

【内容】
快眠のためには、寝具と寝室環境の側面からも考える必要があります。そのための寝具と環境に関する正しく豊富な知識をアドバイスします。

【サービス対象】
企業向けには、仮眠室などを取り入れる際、寝すぎないようにしかし快適な眠りを実現するには5感をとりまく環境だったり、寝具が必要になります。そのような昼寝制度などを設ける際にもアドバイスをもらうことができます。

(参照元:一般社団法人日本寝具寝装品協会(JBA) 睡眠環境・寝具指導士

睡眠健康指導士

【監修元】
睡眠健康指導士は、正しい睡眠知識を社会の人々に伝え、国民の健康増進に寄与することのできる人材を養成するため、一般社団法人睡眠教育機構(JSES)主催により監修された睡眠資格です。

【内容】
初級と上級の2種類の試験があり、初級では、自己の睡眠知識を深めに正しい睡眠習慣を身につけ、身近な人々に正しい睡眠知識の大切さを伝えていくことができます。上級では、学術的な睡眠知識・科学的な知見に基づいて睡眠に関するアドバイスにより、地域や団体等に対して正しい睡眠知識の普及活動を行います。

【サービス対象】
上級の資格を持っていれば、科学的な知見を有しているため、エビデンスをもとに、企業は睡眠の正しい知識を学ぶ機会となります。睡眠健康指導士による、睡眠基礎知識セミナーなども行います。

(参照元:一般社団法人睡眠教育機構(JSES) 睡眠健康指導士)

睡眠コンサルタント

【主催】
睡眠コンサルタントは、睡眠に関する豊富な知識を持ち、周囲の人が理想的な睡眠を取れるよう具体的な改善策を提供できる睡眠のスペシャリストです。一般社団法人日本能力教育促進協会(JAFA)が主催する睡眠資格となっています。

【内容】
睡眠不足に悩んでいる方にカウンセリングから指導・アドバイスを行います。また、睡眠講座などで正しい知識をもとに企業の睡眠改善にサポートしてくれます。

【サービス対象】
企業における従業員一人ひとり異なる睡眠の悩みに対してパーソナルコーチングを行ったり、睡眠セミナー
などを行います。また睡眠コンサルタントのサービスにより、企業向けに社員の健康把握や睡眠診断、カウンセリングや実践研修、課題に対してのフィードバックや評価、健康活性化の定着などアフターフォローまでしてくれるサービスもあります。

(参照:一般社団法人 日本能力教育促進協会(JAFA) 睡眠コンサルタント

睡眠・寝具インストラクター

【監修元】
睡眠・寝具インストラクターは、JIA日本インストラクター技術協会による資格となっています。

【内容】
良質な睡眠の得るための寝具環境の知見を豊富に持ち、布団や枕など寝具の選び方、快適な睡眠、不眠など睡眠に関する問題点、マットレスと敷き布団の関係、寝具と睡眠の関係、寝具と寝相の関係、合わない枕を使ってはいけない理由など寝具と睡眠に関する知識を豊富にもっています。そのため、セミナーなどでは、快眠テクニック、スムーズな寝返りの条件、最適な枕の高さ、パジャマの選び方などをアドバイスすることもできます。

【サービス対象】
寝具だけではなく、睡眠環境に関わる知見が豊富のため、包括的に知見を高めることができます。企業においても、運動や改善方法だけでなく、睡眠環境の見直しを従業員に促進する働きになり、質を高めた睡眠を得てパフォーマンス向上につながります。セミナーや伴走型コンサル支援などと併用して睡眠力を高めていくことができます。

(参照:JIA日本インストラクター技術協会 睡眠・寝具インストラクター

スリープケアカウンセラー

【監修元】
スリープケアカウンセラーは、ヒューマンアカデミーの通信講座「たのまな」が主催する通信講座です。

【内容】
睡眠外来に行く前や睡眠障害になる手前で、実体験を通して「睡眠の質を向上させる」ためのケア・アドバイスします。対自分用として、睡眠の正しい知識を知ることで、眠れるメカニズムを体得するだけでなく、自らの睡眠の改善経験を踏まえて、睡眠トラブルを抱える方にアドバイス・カウンセリングを行います。

【サービス対象】
企業向け睡眠研修などにも利用できるサービス
です。実際に、大手外食チェーンの店長向けに行うなどに利用されています。アドバイスやカウンセリグを通して睡眠障害の予防に役立てることができます。

(参照元:ヒューマンアカデミーの通信講座「たのまな」 スリープケアカウンセラー

スリープサイエンススペシャリスト

【監修元】
スリープサイエンススペシャリストとは、全米エクササイズ&スポーツトレーナー協会(NESTA)主催の睡眠資格です。

【内容】
日々のコンディショニングと睡眠の関係性を理解し、良質な睡眠に必要な運動、食生活、環境、生活習慣について熟知している「ライフコーチ」の役割も持つだけでなく、運動処方に+αでトレーナーとしての価値を提供できる快眠のスペシャリストです。

【サービス対象】
コンディショニングに必要な睡眠の知識を理解、睡眠不足の弊害と改善方法を理解、睡眠不足の弊害と改善方法を理解しているため、企業で働く従業員に快眠に必要な生活習慣に関するアドバイスができます。

(参照元:全米エクササイズ&スポーツトレーナー協会(NESTA) スリープサイエンススペシャリスト

スリーププランナー

【監修元】
『スタンフォード式 最高の睡眠』の著者であり、睡眠研究の世界的権威の西野精治先生をはじめとする12名の睡眠のプロフェッショナルの医師や専門家が監修。2023年8月下旬に提供が開始予定となっています。

【内容】
エビデンスに基づいた睡眠の正しい知識に加え、改善方法やアドバイス方法、さらには計測方法や検証方法などを学ぶことができます。例えば、睡眠の正しい評価・計測方法や睡眠障害の可能性を知る方法や睡眠の悩みへのアドバイスなど多岐にわたり正しい知識の取得が可能となっています。

【サービス対象】
睡眠の知識を得ることでビジネスにおける付加価値、さらに新しい価値創造に役立てることができます。パフォーマンス向上だけでなく、社内での睡眠に関する相談先になったりなど、従業員の健康/安全面を通して企業の健康経営の一助となります。睡眠コンサルタントなどの資格をもっている方にはさらに付加価値が加わることでよりビジネスにつながります。法人向けにも個人向けにも幅広く役立つ睡眠資格です。

(参照元:一般社団法人ブレインヘルスラボ スリーププランナー

それぞれ専門分野が違う

それぞれ専門分野が違う

12種類の資格をお伝えしました。企業でも睡眠改善施策を導入するうえで、どの資格者が良いのかわからない場合はぜひ活用してみてください。睡眠はまだまだ未知数の部分もある分野ですが、様々な専門分野の知見が必要なものでもあります。企業で睡眠改善をする際には自社の課題にマッチする有資格者も考慮しながらお役立てください。今後は睡眠の国家資格なども増えていくかもしれません。

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