話題の”スリープテック”とは?法人が取り入れる従業員の睡眠改善サービスを紹介

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法人向けスリープテックサービスを紹介

人間の三大欲求の一つの睡眠。しかし日本人の睡眠は先進国でもダントツにくく、2021年の経済協力開発機構(OECD)30か国の中では、日本は7時間22分と最も低いのが現状です。近年、企業が取り組む睡眠への需要が高まっています。スリープテックの市場規模も増加しており、数十億~数兆円とも様々な調査でいわれています。そんな睡眠関連の需要ですが、ここ数年で個人向けの、いわゆるtoC向けサービスだけでなく、法人向け(toB)サービスも多くなりました。本記事では、法人向けのスリープテックサービスの内容について解説していきます。

今さら聞けない、スリープテックって?

スリープテックとは

スリープテックとは、AIやITを使った睡眠改善のための製品やサービスのことを指します。日本でも睡眠に関する研究や製品開発が進んでおり、すでにいくつかのスリープテックを提供する法人が存在しています。

例えば、時計や専用のデバイス機器で睡眠を可視化するスリープトラッキングやアプリケーションを提供する法人もあります。これらのデバイスやアプリは、睡眠の質やパターンをモニタリングし、利用者に睡眠に関するデータや洞察を提供することで、より健康な睡眠状態を促進することを目指しています。

法人向けのスリープテックとは?どんなサービスがあるの?

スリープテックサービス

先述したスリープテックは今まではtoC向け、つまり個人の睡眠を可視化することが主でした。しかし、近年増加しているのが、「法人向け」のスリープテックです。企業が従業員の睡眠に介入し改善することで、生産性の向上や健康管理、ホワイト500や健康経営優良法人(※)を含む企業イメージの促進につながるとして注目されています。

※出典:経済産業省ウェブサイト(健康経営優良法人認定制度

睡眠分析ツール

例えば、法人向けのスリープテックサービスでは、睡眠を可視化するサービスがあります。デバイス機器や専用アプリを貸与し、睡眠時間だけでなく、呼吸や心拍数、レム睡眠などの多くの睡眠データを取得・計測、そして分析・可視化を行います。一人ひとり異なる睡眠の質や量を客観的にスコア化することで、企業の睡眠に対する課題を可視化することができます。

睡眠コンサルティング

次に、法人向けのスリープテックサービスにあるのは、睡眠コンサルティングサービスです。睡眠の可視化だけでは、十分とはいえません。睡眠習慣を定着させるためには、可視化したデータやレポートをもとに、個人に合わせた施策や、企業全体としてどのような施策が必要か、インストラクターなどから適切なアドバイスをしてもらうことで、睡眠を改善/定着させることができます。また、睡眠改善プログラムで改善した睡眠状況を分析・評価し、企業の担当者にレポートするサービスなどもあります。また、コンサルティングサービスの中に、睡眠の可視化からレポート提出、企業の課題に対して改善提案までをする一貫したサービスもあります。

スリープテックサービス以外にも睡眠改善関連サービスがある

睡眠改善関連サービス

睡眠セミナー

他には、睡眠セミナーサービスです。睡眠改善は、ほかの人が代わりに行うことはできません。産業医や専門のスタッフによる、従業員本人に正しい睡眠の知識や改善方法、ストレッチのやり方や睡眠の課題などをセミナー形式で行います。セミナー以外にも睡眠研修会のようなワークショップ形式でほかの従業員と比較できる機会を設ける座談会形式を行う企業もあります。睡眠セミナーがコンサルティングサービスに含まれている場合もあります。

寝具や環境の提供

その他に、睡眠に必要な寝具や環境のサービス提供です。”法人向け”と聞くと、聞きなれない方もいらっしゃるかと思いますが、快適な睡眠を得るための寝具や睡眠環境の設営コンサルをしてくれます。背景には、近年増えている昼寝制度があります。法人で取り入れる昼寝制度の一つである、パワーナップ制度やシエスタ制度をとりいれる際に、必要な環境をプロに整えてもらことができます。睡眠には音、光、匂い、温度、体制、時間など多くの要因により、快適な睡眠になるかが決まるため、睡眠に精通したプロに周辺の環境を整えてもらえるサービスとなっています。

睡眠に関する相談窓口

睡眠に対する疑問を窓口で相談/質問できるサービスです。ラインなどで手軽に相談や質問ができたり、保健師などと連携して病院などへの受診を促してくれるサービスなどもあります。睡眠は人により、就寝環境からありとあらゆることが異なります。企業の担当者も睡眠の専門家ではないため、適切な回答がしにくいケースが多いはずです。従業員が睡眠の専門家に直接相談できることは、担当者だけでなく従業員にとっても安心につながります。

その他に、オウンドメディアの展開、外部パートナーとの連携など、各社情報発信や協業をすることでサービスが広く展開されています。

話題の睡眠改善サービスやスリープテックサービスを紹介

ここまでスリープテックや睡眠改善サービス内容についてお伝えしました。ここでは、そのサービスをいくつかご紹介いたします。(※50音順)

株式会社ACCELStars

ACCELStars 睡眠健診

東京大学発のスタートアップ企業である株式会社ACCELStars(以下、アクセルスターズ)は、自社で開発した時計型のウェアラブルデバイスを用いて睡眠状況を分析し、睡眠障害を併発する病気や精神疾患の診断や予防、治療につなげることに取り組むサービスを展開しています。独自開発のウェアラブルデバイスの精度も非常に高く、睡眠と判定する感度は90%以上、覚醒と判断する感度は80%以上と世界最高精度(2022年4月20日時点 PRTimes)の技術を搭載しています。

SLEEP COMPASS】(スリープコンパス)
スリープコンパスは睡眠の専門家が開発したアルゴリズムと自社独自のウェアラブル「ACCEL」から取得したデータを元にパーソナライズされた睡眠レポートを作成しフィードバックするスリープテックサービスです。最初にスマホから回答できる、事前Web問診と毎日問診を行ながら、ACCELを装着し「睡眠の量・睡眠の質・睡眠のリズム」を8日間計測します。日々の問診や計測から、行動変容を促すコメントをレポートやeラ-ニングで行う講座や、睡眠衛生指導も行うことで、従業員のセルフメディケーション向上に期待が持てるサービスです。

睡眠健診
睡眠健康度測定事業にあたる「睡眠健診」は、睡眠課題の自覚していない従業員に向け、WEB上で睡眠の健康診断を提供し、ウェアラブルデバイスにより睡眠と生活習慣を計測、健診終了直後には睡眠リテラシーの向上や行動変容のためのEラーニングを提供します。また、後日個人レポートが提出され、睡眠の可視化やコメントによるフィードバックがあります。また、睡眠に課題がある方には、医師と相談して適切な睡眠衛生指導を受けることができ、著しく睡眠が悪い方には通院勧奨を実施するサービスです。

睡眠検診
独自のウェアラブルデバイスから取得する睡眠データに加えて、提携先の脳波データにより、疾患を判定を行っていくサービスとして検討開始しているのが「睡眠検診」です。「睡眠健診」で睡眠に課題がある従業員に対して、独自のウェアラブルデバイスに加えて、宿泊型人間ドックや在宅でも利用可能な脳波測定機器を用いて検査します。

睡眠医療
睡眠障害に悩んでいる層に対して、独自のウェアラブルデバイスによる睡眠データや血液・遺伝子などの生体情報を活用した、遠隔医療を可能にするプログラム医療機器を開発していくサービスで、すでに様々な睡眠医療に関する臨床研究をスタートしています。

(参照元:株式会社ACCELStarsホームページおよび外部サイト)

株式会社エアウィーヴ

airweave sleep analysis

株式会社エアウィーヴ(以下、エアウィーヴ)は、日本の総合寝具メーカーで、寝具・クッション材「エアウィーヴ(商品名)」の製造・販売を行っています。個人向けの枕やクッションの販売以外に独自の睡眠可視化アプリairweave Sleep Analysisの提供などもありますが、法人向けには、ホテルや旅館、病院、劇場など様々な場所への寝具やクッション材の提供、さらに、airweave Sleep Analysisを用いた睡眠の可視化やそれに伴うフィードバック、そのほかにも法人向け睡眠セミナーを行っています。また、睡眠研究で培った経験を活かして睡眠報酬制度なども展開しています。

airweave sleep analysis
エアウィーヴ独自の睡眠アプリ「airweave Sleep Analysis」を使用し、睡眠を計測・記録・管理し、蓄積した睡眠データをもとに、アドバイスやフィードバックをする法人にも利用できるスリープテックサービスです。

睡眠セミナー
エアウィーヴでは、睡眠の重要性や良質な睡眠を得るためのヒントなどを、睡眠健康指導士の資格を持つ社員が分かりやすくお伝えする睡眠セミナーを提供しています。セミナーでは、参加者一人ひとりの睡眠状態を把握するために専用のチェックシートを活用し、個別の睡眠診断も行います。これにより、参加者は自身の生活環境や睡眠について振り返り、意識改善の手助けを受けることができます。このセミナーは企業様の福利厚生の一環として活用いただけます。

睡眠報酬制度
エアウィーヴが手掛ける睡眠報酬制度とは、「睡眠」に対して報酬を支払う制度です。快眠プランナーによる「睡眠セミナー」、「快適な睡眠環境」のサポート、睡眠アプリ「airwave Sleep Analysis 」による睡眠の質の可視化を行い、1週間の中で定められた睡眠時間を確保したメンバーにはインセンティブとしてポイントを付与し、そのポイントをオフィス内のカフェや社食で利用することができるスリープテック福利厚生サービスです。(睡眠報酬制度の取り組み事例はこちら

(参照元:株式会社エアウィーヴ ホームページおよび関連サイト)

NTT PARAVITA株式会社

従業員の健康と生産性を全面的にサポートする睡眠改善
トータルサポートサービス「ねむりの応援団」

NTT PARAVITA株式会社は2021年に西日本電信電話株式会社(以下、NTT西日本)とパラマウントベッド株式会社(以下、パラマウントベッド)により設立された合弁会社です。NTT西日本が研究開発した睡眠データを分析するAIエンジンと、パラマウントベッドの睡眠センサーを掛け合わせたスリープテックサービスです。

ねむりの応援団
法人向けのサービスの一つに「ねむりの応援団」があります。看護師や保健師など資格を保有している睡眠改善インストラクターが企業へ出張したり、オンラインで従業員の従業員へ睡眠改善をトータルサポートするサービスです。さらに、ねむりの応援団の中に、睡眠について気軽に相談できる”ねむりの相談室”があり、企業ごとに睡眠専門のスタッフが専属でつき、必要に応じて、睡眠改善インストラクターと連携し、病院への受診勧奨をします。そして、”ねむりの授業”では、睡眠に関する学びの場としてコンテンツが用意されており、睡眠についてオンライン形式で手軽に睡眠セミナーが学べます。また、従業員ひとり一人に合わせた、伴走型の睡眠改善をサポートする”ねむり改善プログラム”では、睡眠センサーで、従業員の睡眠状況を見える化し、専門スタッフからレポートが提供され、専門スタッフが伴走型で睡眠習慣改善を促します。そして、企業の担当者に、睡眠改善状況を分析・評価したレポートを提出するスリープテックサービスです。

ねむりのあれこれ
ねむりのあれこれ」は、従業員に睡眠センサーを貸与し、睡眠データを計測、そして睡眠のパーソナルトレーニングを行う専門家伴走型の社員の睡眠改善をサポートするスリープテックサービスもあります。従業員に事前アンケートを実施し、睡眠センサーで2週間計測します。その後、セミナーを受講し、パーソナルトレーナーと伴走し、定期的なレポートやアドバイスで改善を行います。メンタルヘルスケア、アスリート向けの睡眠改善プランなどカスタマイズもできるスリープテックサービスです。

【ねむりのジム
ねむりのジム」は、睡眠に着目したモデル実施ダイエットプログラムです。専用アプリと睡眠センサーを使い、毎日の睡眠時間と日中の活動量を記録します。継続へのモチベーションを刺激するため、それぞれに、日々の目標設定および目標達成に応じたギフトを自宅に届けることで、高い指導達成率をサポートするスリープテックサービスです。

(参照元:NTT PARAVITA株式会社 ホームページおよび各サービスサイト)

株式会社O: (オー)

O:SLEEP Analytics

株式会社O:が提供するO:SLEEPは、睡眠不足や不眠によるメンタル不調での休退職を削減や睡眠不足による生産性の低下を改善を目的とした「メンタル」と「生産性」の課題を解決するスリープテックサービスです。

O:SLEEP
O:SLEEPは、従業員がスマートフォンの専用アプリを通じて、睡眠スコアや睡眠の分析をしてAIによるパーソナルコーチングをおこなうスリープテックサービスです。睡眠傾向から、従業員一人ひとりに最適な睡眠時間や就寝時間算出し、2週間の睡眠への取り組みを可視化し、実践前後を比較して、どのような行動が睡眠に効果的だったのかを確認できる、睡眠時間の改善プログラムまで行ってくれます。

O:SLEEP Analytics
O:SLEEP Analyticsは管理者向けのスリープテックサービスで、従業員の状態をリアルタイムで可視化します。そして、睡眠の総合スコアやメンタルリスク、プレゼンティズム(出勤しているが実際には効果的な仕事ができていない状態)による損失額など従業員の睡眠改善による効果を金額換算としてレポートを定期的に受け取ることができます。また、アプリ利用者の個人情報は、所属企業や産業医には伝わらないため、従業員情報のプライバシーも配慮しながら、睡眠や健康状態を確認できます。

そのほかにも、メンタル状態や生産性が著しく悪化している従業員や部署に向けて、産業医やカウンセラーとの面談や睡眠セミナーを実施することで、睡眠習慣を早期改善につながりやすくなります。

(参照元:株式会社O: ホームページおよびサービスサイト)

ギジン株式会社

睡眠観測 for Teams

ギジン株式会社は、2014年4⽉に創業したアプリ開発会社です。多数の企業に対してアプリの企画や開発・アプリビジネスのコンサルティングを提供しており、睡眠市場でもアプリを開発しています。ギジン株式会社の企業向けスリープテックサービスが睡眠観測 for Teamsです。

睡眠観測 for Teams
睡眠観測 for Teamsは、「目を閉じてゲームをしながら眠る」アプリを活用し、チームで不眠を改善するスリープテックサービスです。利用中は他の操作が出来なくなるため、入眠に集中することができます。利用方法は、参加者で睡眠観測アプリをダウンロードし、管理者がデータ分析と改善提案を実施することで、チーム全体が健康になるお手伝いをしてくれます。スマホアプリのため、機器も必要なく、触覚や聴覚を使って不眠改善を行います。管理者は常に利用状況を確認することが出来るため、不眠症状の有無を把握することができます。また、睡眠コンテンツは900万通りもあるため、毎日様々なコンテンツを楽しめます。多くのメディアにも取り上げられている注目のスリープテックサービスです。

(参照元:ギジン株式会社ホームページおよびサービス資料)

株式会社スリープテクネ

SLEEP TECHNE

株式会社スリープテクネ(以下、スリープテクネ)は、環境・習慣の両面から睡眠ソリューションを提供する株式会社エムールのグループ会社です。枕やマットレスに取りつける小型センサー(SleepDot)を利用しながら、日本睡眠改善協議会認定の「睡眠改善インストラクター」と二人三脚で伴走するコンサルティングにより、従業員の睡眠改善を行う健康経営の具体的対策サービスと、睡眠データを活かしたサービス開発や寝具・グッズなどの開発をサポートするスリープテック企業です。

睡眠×見える化
スリープテクネの健康経営の具体的施策として、「睡眠×見える化」のサービスがあります。枕やマットレスに取りつけ、アプリからも確認できる小型センサー(SleepDot)により定量的なデータとWEBアンケートによる生活習慣などの定性的データの両面から把握します。その一人ひとりのデータを組織別レポートとして集約し、課題や傾向を把握し、組織で取り組むセルフケア施策の提案なを報告会で共有してもらうスリープテックサービスです。

睡眠×運動
「睡眠×運動」は事前アンケートで睡眠状況を収集し、要望に応じたプロラグラム内容をオーダーメイドで作成、レポートでのフィードバックと、効果的な運動法や睡眠改善法を報告会で共有するサービスです。具体的には、睡眠ワークショップと睡眠改善及び生活習慣改善法をカスタマイズした例や健康体操レクリエーションと体の悩みを解決する運動指導を行ったりした例など、企業に合わせた睡眠改善施策のカスタマイズができるサービスです。

睡眠×情報コンテンツ
睡眠×情報コンテンツでは、企業によっては、良質な睡眠をとるための適切な方法や正しい知識を知らなかったり知見がない場合もあります。そのような企業に、睡眠改善インストラクターが企業に合わせて、従業員へ発信する睡眠情報コンテンツを提供するサービスです。

睡眠×福利厚生
睡眠に対しての施策や方法がわからないのは企業だけでなく、従業員も同じくわからない場合が多いのではないでしょうか。スリープテクネでは、福利厚生として、企業が従業員に提供する睡眠改善サービスを提供しています。寝室というプライベートな空間のため、企業も見えにくい一面があり、従業員へ一人ひとりに合う最適な枕や寝具、仮眠サポートグッズなど様々な商品で従業員の睡眠改善をサポートできます。

開発サポートサービス
他にも、スリープテクネの健康経営の開発サポートサービスとして、睡眠データをもとにした、研修メニューの開発と提供・オリジナル教材コンテンツの作成・データ分析やレポーティング、そのほかに、睡眠データをもとにした寝具・グッズの開発や販売・マーケティングへのアドバイスなど、自社にある睡眠データを利用してサービス開発を行うサービスもあります。

(参照元:株式会社スリープテクネ ホームページ

西川株式会社

ちょっと寝ルーム

有名老舗寝具メーカーである西川株式会社(以下、西川)が培ったノウハウから生まれた法人向け睡眠サービスがあります。西川は個人向けの布団や枕などの寝具販売が有名ですが、ホテルなどの宿泊施設や大型クルーズ船、介護施設やオフィスなど、法人向けにもサービスを展開することで従業員の睡眠改善や健康経営に貢献しています。

ちょっと寝ルーム
西川のオフィス向けサービスとして、ちょっと寝ルームがあります。企業や法人が、パワーナップ制度やシエスタ制度などの昼寝制度を検討する際、休憩室や仮眠スペースなどが必要になります。また、睡眠環境も、音、光、匂い、温度、体制、時間など複合的に考えなければなりません。しかし、快適な睡眠を得るには、プロの視点が必要です。西川は、オフィスの仮眠スペースとして「ちょっと寝ルーム」を中心に、快適で効率的な昼寝や仮眠を実現できる施設や設備、ノウハウをパッケージにして提案しています。

仮眠セミナー
また眠りのプロ「スリープマスター」による仮眠セミナーは、2013年から全国の企業・団体・学校などでセミナーを行うなど数多くの開催実績があります。1984年に日本睡眠科学研究所を業界で初めて設立し、そこで得られた最新の睡眠研究の知見をもとに、睡眠の重要性や効果、睡眠環境の整え方、寝具の知識など多彩なプログラムで眠りのヒントを教えてくれます。また、ノウハウに関しても10分で学べる動画を用意しています。基礎編・実践編の動画コンテンツが観られるだけでなく、そこで疑問に思ったことを、AIコンシェルジュを通じて24時間質問できます。さらに、大手スポーツメーカーのアシックスとのコラボセミナー動画もあり、見るだけではなく、ウォーキング体験やエクササイズ、ストレッチなど体を使って体験できる内容もあります。

西川の睡眠改善プログラム
3つ目に、西川の睡眠改善プログラムとして、西川の研究機関である日本睡眠科学研究所が監修する睡眠環境改善コンサルティングサービスです。睡眠を科学的に解明しながら睡眠環境改善のためのコンサルティングを行うサービスとなっており、従業員のプレゼンティズム対策や睡眠からの健康作りなど、企業の「健康経営」に必要な従業員の健康促進に適したサービスを提案をします。

(参照元:西川株式会社 ホームページ

株式会社ニューロスペース

睡眠改善プログラム BIZ

130社・2万人超のあらゆる業種・職種の企業での睡眠改善の実績があるスリープテック企業の株式会社ニューロスペースは、睡眠の課題に対して「睡眠研修・セミナー」、「パーソナライズ睡眠レポート MySleep」、「睡眠改善プログラム BIZ」の3つを提供しています。また、2019年4月に3億4,000万円の資金調達を行い、そして同年7月には、SOMPOホールディングスとの融資により1億7,000万円を調達しています。

睡眠研修・セミナー
睡眠研修・セミナーは、2013年創業以来「睡眠は技術」をコンセプトに、すぐに実践可能でき現実的な睡眠改善につながる内容を60分で紹介していく睡眠セミナーと、日常生活やビジネスシーンなどの様々な睡眠課題に対して具体的な解決方法を導く研修の2つがあります。すでに、健康経営を推進する企業130社以上、人数は2万人以上の実績があり、法人の従業員の方々から毎回90%超の満足度を得ているサービスです。

パーソナライズ睡眠レポート MySleep
パーソナライズ睡眠レポート MySleepは、従業員が5分で回答できるアンケートツールです。従業員個人にパーソナライズ化された睡眠レポートが提供され、メンタル不調者の早期発見や、健康に関心が低い層への施策、睡眠や健康への関心を増やすツールとして利用できます。My Sleepの利用者は2万人を超え、従業員の満足度も87%以上と非常に高いです。また、MySleepと睡眠セミナーを併用することで、アンケート結果に基づいて作られた会社の睡眠課題傾向のデータから、従業員へ当事者意識を持たせてセミナーを実施することもできます。

睡眠改善プログラム BIZ
睡眠改善プログラム BIZは、睡眠計測デバイス”fitbit”を従業員に貸与し、計測されたデータをもとに一人ひとり異なる睡眠傾向や睡眠課題を可視化することができます。また、従業員が可視化された課題に対して、効果的な生活習慣や対策を定着できるように、スタッフの人的介入による伴走支援型のプログラムです。さらに、プログラムによる睡眠改善と生産性向上の効果が論文化されているため、エビデンスのある信頼性の高い施策になっています。

(参照元:株式会社ニューロスペース ホームページおよび各サービスサイト)

株式会社ブレインスリープ

睡眠偏差値for Biz

株式会社ブレインスリープは、「スタンフォード式最高の睡眠」の著者としても有名な、西野精治氏が創業および最高研究顧問を務めており、個人向けの睡眠プロダクトも開発している企業です。プロダクト開発以外にも、実店舗やECサイトを通じて、枕やマットレス、掛け布団など寝具を提供しています。代表的なものは、「スタンフォード式 最高の睡眠」のメソッドを集約した枕”ブレインリープピロー”です。また、高性能な睡眠解析ができ、パーソナルな睡眠計測デバイスとして、”ブレインスリープコイン”も提供しています。他にもコンディショニングスタジオやオウンドメディアを運営するなど、多方面から睡眠にアプローチしているスリープテック企業です。

睡眠偏差値for Biz
睡眠偏差値for Bizは、睡眠専門医が30年以上の睡眠研究をして監修したサービスで、従業員の”睡眠”と企業との”エンゲージメント”の関係を可視化し、さらに全国の睡眠偏差値と比較することで、企業が直面している潜在的な課題に気づくことができ、プレゼンティズムを改善するサービスです。企業全体の分析データには、睡眠時間や質だけでなく、睡眠負債・睡眠習慣、業務における生産性やストレス、日中の眠気、睡眠時無呼吸症候群 (SAS)のリスクなど、詳細な分析データを提供してくれます。さらに、ひとり一人に合わせた睡眠課題を明確にすることで、より課題に合わせた提案が可能です。また、睡眠外来やSAS外来、禁煙外来など医療機関と連携したソリューションも提供しています。

睡眠コンサルティング
睡眠コンサルティングは、睡眠の検証、商品開発、事業開発などを含む、睡眠医学と培ったITの知識を活用して、睡眠に関するさまざまなコンサルティングを提供するサービスです。

(参照元:株式会社ブレインスリープ ホームページおよび各サービスサイト)

株式会社ミーティング・インフォメーション・センター

株式会社ミーティング・インフォメーション・センターは、「Assista(アシスタ)」という企業向けヘルスケアサービスの一環として、スリープテックサービスを提供しています。Assistaは、専用のウェアラブルデバイスを使用して取得した睡眠データを解析し、従業員の健康状態を可視化することで、疾病予防に役立つサービスです。特に物流業界や建築・医療/介護現場、デスクワーカーや在宅勤務者など、様々な働き方の人々の体調を見守り、企業の健康経営に貢献することができるサービスです。

【Assista】
Assista
は、従業員の睡眠データを収集し、解析するウェアラブルデバイスを利用したサービスです。データ解析により、従業員の健康状態を可視化し、疾病リスクを予防することが可能です。ウェアラブルデバイスを着用することで、睡眠や心拍数、ストレス、座りすぎアラーム、移動距離、歩数、血中酸素などのデータを取得できます。取得したデータはAIによって解析されアラートがでるようになっており、リスクの高い従業員を特定できます。管理者はリスクの高い従業員に対応するために、産業医や心理カウンセラーとの面談などを設定することができます。

(参照元:株式会社ミーティング・インフォメーション・センターホームページ

法人向けの睡眠改善サービスで従業員の生産性を高めよう

従業員の健康が企業の健康経営

近年、睡眠の研究や企業への睡眠理解が進み、睡眠不足による生産性の低下や健康被害、うつ病などの精神疾患による休職や退職、休職/退職に伴う人的・金銭的コストや時間、企業のイメージ低下など、様々なことに影響があるという認識が増えてきたように思われます。

ガバナンス体制やマネジメント体制を考慮して自社にあったサービスを選び、従業員の”睡眠力”をあげて生産性を高め、企業全体のパフォーマンス向上とともに、健康経営を目指していきましょう。

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